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CCFL(冷陰極管)の照明とは?

CCFL(冷陰極管)って何?

CCFL = 冷陰極管 = Cold Cathode Fluorescent Lamp
一般的な蛍光灯と電極の構造が違っていて見た目の形状も細くて軽いガラス管です。
30年以上前から液晶画面のバックライトやコピー機の光源などに使われてきた実績があります。しかし部品として組み込まれていることが多く普段はお目にかかれない存在でした。最近では照明(あかり)関連商品としても使用されるようになり省エネでエコな商品として注目を集めています。
余談ですがよく見かける分かり易いものですと「イカリング」(クルマやバイクのヘッドランプがリング状に光っているランプのこと)もCCFLがよく使われています。
現在の照明関連はLEDが主流になっている感が強いですがCCFL(冷陰極管)も同等もしくはそれ以上の性能を持っていますので比較検討対象にされたらいかがでしょうか。

CCFLの主な特徴

CCFLの特徴

 

CCFLと一般蛍光灯 構造の違い

蛍光灯は電極部のフィラメントを加熱し放電させていますがCCFLは加熱せずに放電させるため「冷陰極管」といわれます。

CCFLと蛍光灯の構造比較

結局、どうすればいいの?何を選べばいいの?

現在設置されている一般蛍光灯をLED・CCFL蛍光灯に替えることは間違いなく省エネやエコになります。
消費電力の低下による電気料金の低減やCO2排出量の低減、長寿命による交換サイクル低減で手間の軽減や廃棄物量の低減となります。
では、LEDとCCFLのどちらにすればいいの?っていうこと二なりますが、特性の違いから一般的には下図のように考えられればよいかと思いますので参考にして下さい。

光源種類
 適用場所 具体例 理由
CCFL  人が常に作業
する場所
オフィス
マンション
学校
商業施設
病院・介護施設
コンビニ
工場
・広がりのある発光(一般蛍光灯と同じ)でムラなく均一
・演色性能が高いため自然光に近い
・まぶしさやちらつきがない
・点灯消灯回数による劣化がないため安定した寿命
・ブルーライトの割合が低いため目にやさしい
・UVカットで虫が寄り付きにくい
LED 人があまり作業
しない場所
駐車場
廊下
倉庫
看板
街路灯
屋外照明
・一方向に強い光を発し直下を明るく照らす
・発光効率が高いため消費電力が比較的低い
・水銀ガスなど有害ガスを使用していない
・ちらつきがない
・UVカットで虫が寄り付きにくい

 

 

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