人の流れを掴もう!ランディングページ検証

多くのWebサイトでは、トップページが最大のランディングページとなることが多いと思います。
ここではトップページ検証レポートを例にしてランディングページとしてのトップページの状況確認方法をご紹介します。
ファーストビュー
ファーストビューとは、above the foldともいい、Webではユーザーが来訪した際、スクロールせずに最初に閲覧できる領域をファーストビューといいます。
閲覧者の画面にWebページを表示した時に、最初に表示される領域のことをファーストビューという。スクロールなどの操作をしなくても見ることができる範囲で、最も重要な内容を配置するべきとされる。
Webでのファーストビュー判定の際には縦幅が重要になります。私は現状のシェアを考慮しながら、縦幅768を最低ラインにファーストビューを判断しています。
しかしこれは、当該サイトのアクセスユーザーの画面サイズも考慮にしながら、検討すると良いと思います。

当該サイトの閲覧画面サイズの確認
Googleアナリティクスで左のメニューよりユーザー環境→ブラウザOSをクリックし、画面中の「画面解像度」を選択します。

トップページ誘導状況レポート
トップページの誘導状況を確認するレポート例です。
すべてGoogleアナリティクスから取得したデータを元に作成しています。
①ファーストビューの重要性と誘導先の検証
この結果、想定したファーストビュー(縦幅768)にあるコンテンツ、特にグローバルメニュー、メインビジュアルへの誘導力が強いことが分かりました。
一般的にもファーストビューからの誘導力が強い傾向がありますので、ファーストビュー内でのリンク先選出がサイト全体に大きく影響すると考えられます。
②直帰率
トップページからの直帰というのは強く改善を求めるべき課題です。
一般的にもっとも多くのユーザーが最初に訪れるページがトップページと考えられますので、このページの直帰率が高いことは、Webサイト全体に悪影響を及ぼします。
キーワード検証も必要ですし、GoogleAdowordsで有償のキーワード戦略などをしている場合は、線的キーワードの検証と見直しなどを早急に行う必要があるでしょう。
トップページの直帰率としては、20%を切ることを目標にしたいところです。
備考
ブログサイトやショッピングサイトなどトップページが重要ではないWebサイトも存在しますので、ここでは大学サイトを中心に一般的なWebサイトを想定してお話ししました。
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