kobayashi

20年に渡るWEB制作・コンサルティングの経験から診断テクニックやWEBアプリケーション開発の進行事例などをご紹介します。

   

フォームが変われば、結果も変わる!エントリーフォーム最適化(EFO)

Graph

入力フォーム改善は、エントリーフォームオプティマイゼーション(EFO)といい、入力フォームの最適化を行うことです。
ユーザーが入力フォームにストレスを感じた場合、折角ここまで誘導できたとしても、コンバージョン向上に繋がらなくなってしまいます。
従って、入力フォームを改善することは、コンバージョン向上のもっとも直接的で効果的な改善と言えます。

最適化の注意点

入力フォームを改善する重要な注意点としては、入力ストレスを出来る限り軽減することが重要です。

主な注意事項として

  1. 入力情報の最小選定
  2. 入力作業を簡略化
  3. SSLを含めたセキュリティ対応

入力情報選定について

これまでの経験上、運営側は入力フォーム事項に対して、多くの項目を要望する傾向にあります。
折角入力してもらうのですから、様々な情報を得たい気持ちは理解しますが、入力者の立場で考えれば、資料の請求に必要な情報のみで余計な入力項目を見ると、請求自体をせず離脱したくなってしまいます。
そんな状況を避けるため、資料送付に最低限必要な項目まで切り詰めた上で、要望項目を付加することをおすすめします。
改善時は付加情報を削減することから始めると迅速な改善対応ができるはずです。

入力作業の簡略化

入力作業の簡略化は、皆さんがユーザーとして、「こうしてくれれば」という要望が端的に機能向上に繋がると思います。

例として

  • 郵便番号入力 → 住所自動記入
  • 半角入力時に自動的に半角設定にする
  • 選択肢条件の自動抽出
  • 入力ミスの場合の指摘方法

など、入力ストレスを軽減することはコンバージョン向上に大きな影響を及ぼす課題になりますので、少しでもストレスフリーにする努力が大切です。

セキュリティ対応

暗号化(SLL)

入力ストレス解消に直接繋がる対応ではありませんが、ユーザーに対する信頼性や個人情報保護の観点からも対応できるセキュリティ対応を施す必要があります。
入力フォームは個人情報を伴う場合が多くありますので、暗号化対応は必須と言えます。
証明書にはいろいろ提供されていますが、暗号化はもちろんですが、信頼感の獲得も目的とするならば、シマンテック(旧ベリサイン)グロオーバルサインなどはユーザー知名度も高く、フォーム内でSLLブランドを表記する上でも信頼感向上に繋がると思います。

クロスサイト・スクリプティングの対応

テキストボックス内でJAVAなどの実行制限の対処を行わない場合、当該サイトのサーバーを活用して悪用される危険があります。悪用を回避するためにもクロスサイト・スクリプティング対策は必ず行うべきです。

大阪体育大学浪商幼稚園---資料請求

まとめ

入力ストレス軽減と個人情報保護のセキュリティ的対処と信頼獲得を念頭に、要所の対応作業をすることで安心して入力しやすい入力フォームが完成します。

 

 - ログ解析, 制作・開発