kobayashi

20年に渡るWEB制作・コンサルティングの経験から診断テクニックやWEBアプリケーション開発の進行事例などをご紹介します。

   

課題ページを探そう!直帰率と入口数を活用した分析

cardあなたのWebサイトにも多くのページが存在していると思います。
そのすべてのページを改善しようとすると大変な作業になってしまい、改善スピードが遅くなってしまいます。
ここでご紹介する解析は、どのページがどんな課題を持っているか。を一目瞭然にしてくれます。
改善が必要なページを洗い出し、問題解決策を探し、早速改善作業に移しましょう。

まずは任意のファイル形式で解析データを取得してみましょう

Googleアナリティクスから直帰率と入口数の解析データをエクセル形式のファイルで取得します。
この他にも独自の方法で解析したいデータを取得すれば、あなた独自の解析ができます。

エクセルファイル形式の取得

必要データの表示

Googleアナリティクスにログインし、サイドメニューの「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」をクリックします。

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エクセルファイルをエクスポート

必要な情報を表示できたら、画面上部の「エクスポート」をクリックし、「Excel(XLSX)を選択すると、自動的にダウンロードされます。

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直帰率と入口数とは?

直帰率とは

直帰率は検索エンジンや他のサイトから当サイトにアクセスし、降り立ったページのみを見て、他のサイトなどに移動してしまう率をいいます。
直帰率が高くなると、当然他のページには遷移しませんので、一人当たりの閲覧ページ数も減ることになり、多くの情報を提供できないことになります。

入口数とは

外部サイト、例えば検索エンジンなどから当サイトの各ページに訪れた回数のことをいいます。
この解析で各ページに対するWEB空間での集客力が判定ができます。

直帰率と入口数を活用した分析

ポートフォリオ分析

直帰率と入口数をポートフォーリオ形式で分布してみます。
分布状況を確認し、各エリアの課題と当該WEBサイトの目的を考慮し、どのエリアのどのページの改善を優先させるか、を検討します。
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エリアA 直帰率:高い、入口数:多い

このエリアの性質として、集客には貢献しているが(SEOに強い)、他ページへの遷移が少ない(誘導力が弱い)。ということが分かります。
上記性質と各ページ内容を確認し、誘導力を高める対象ページを選出していきます。
選出にあたり留意点として、ページの内容と訪問理由は合致することが多いため、誘導力の改善で効果の低いページ、効果の高いページかを意識して判断していきます。

例えば、大学WEBサイトの訪問者として、在学生と受験生という大きな属性があります。
ゼミの提出資料の情報ページだった場合、このページは在学生が日々の情報を取りに来たと考えられます。こういったページの直帰率は上昇することは当然と考えられ、訪問者のニーズも考慮し、入試広報の面から見た場合、誘導力向上の改修をしても大きな効果は得られないと判断します。
逆に学部紹介ページがエリアAにあった場合、受験生が閲覧する可能性を想像します。受験広報として考えた場合、資料請求やオープンキャンパスページへ誘導することを目標としますので、このページからの他ページへの誘導力を強化する必要があると判断します。

エリアB 直帰率:高い、入口数:少ない

このエリアの性質として、集客力は弱い(SEOに弱い)、他ページへの遷移が少ない(誘導力が弱い)。ということが分かります。
このエリアのページは、課題が多く、広報面で重要なページがこのエリアにある場合は、早急に抜本的な改修をする必要があります。

エリアC 直帰率:低い、入口数:少ない

このエリアの性質として、集客力は弱い(SEOに弱い)、他ページへの遷移が多い(誘導力が強い)。ということが分かり、来訪すると複数ページを閲覧するユーザーが多いと考えられます。
訪問者のニーズはニッチだが、来訪者は多くの情報を求めて来訪する傾向にある印象があります。
広報的な活用は難しい面もありますが、来訪キーワードなどを調査し来訪者ニースを分析することが重要です。その上でSEOテクニックを駆使して集客することが出来れば、大きな効果が得られる可能性を秘めたページだと考えられます。

エリアD 直帰率:低い、入口数:多い

この診断では理想的なページといえます。
他のエリアのページは、このエリアに入ることを目標として改善することになります。
大学WEBサイトの場合、トップページがこのエリアにあることが通常です。
但し、トップページのみが、このエリアにある状態のWEBサイトでは、非常に偏った集客状況となっていることが考えられるため、まずは他のページの集客面の改善を検討することをお勧めします。

まとめ

この診断結果を受けて、更に改善施策の精度を高める方法としては、来訪キーワード調査、対象ページの誘導力調査、など多くの切り口から検証することも大切です。

他の診断については、またご紹介します。

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