kobayashi

20年に渡るWEB制作・コンサルティングの経験から診断テクニックやWEBアプリケーション開発の進行事例などをご紹介します。

   

【用語解説】これが分かれば結果が読める!

知っておく必要のある用語

ga1

セッション数

来訪者が当該サイトに訪れた数値です。
当該サイトに入って、セッションが切れるまでを1セッションとしてカウントします。

MEMO

セッションが切れる場合は判断としては

  • 他のページへ遷移する
  • ブラウザを落とす
  • 同一ページで何もアクションをしない状態のまま一定時間経過する(セッションタイムアウト)。セッションタイムアウトの時間はサーバー側で設定ができます。通常は20分程度で設定されていると思います

 

ユーザー数

選択した期間内に 1 回以上セッションが発生したユーザー数。新規とリピーターの両方を含みます。
※セッション数との違い
セッション数は選択した期間内に同一来訪者が2度訪れた場合、2セッションと計測されますが、ユーザー数は1と計測されます。

MEMO

セッションとユーザー数との比較でリピート率が算出できます。
極端に言えば、セッションセッション10、ユーザー数4、という場合、4人で10回リピート訪問したということになります。

 

ページビュー

閲覧されたページの合計数です。同じページが繰り返し表示された場合も集計されます。

MEMO

一昔前はWebサイトのアクセス判定として、セッション数とページビュー数に注目していました。
現在ではこの数値に惑われるとことなく、もっと深く広く解析した上で判断するようになっています。
スマートフォンの台頭もあり、デバイス特性とユーザーのWeb活用傾向が変化し、Webサイトのコンテンツ性質にもよりますが、大学Webサイトに関して言えば、全体的にページビューは減少傾向にあります。ページビューが下がったということだけで、サイトの課題とするのではなく、ユーザーの質、ニーズなどを他の解析結果と比較しながら、判断する必要があります。

 

平均セッション時間

セッションの平均表示(滞在)時間です。

MEMO

セッション時間の活用としては、ページ毎に滞在時間を確認し、ページの性質によって判断する必要があります。
滞在時間が長いからと言って、良い傾向と判断はできません。
例えば、読むことを主体にしたページの場合、じっくり読んで欲しいページですので、滞在時間は長くなることが良い傾向となります。
しかし、トップページなど他のページへの誘導が重要なテーマになっているページで滞在時間が長い状況では、ユーザーが迷っているなど誘導に課題があることが考えられます。
ページの性質も含めて、判断などすると有用な課題などが見つかるでしょう。

 

直帰率

直帰率とは、1 ページだけを閲覧した訪問数(ランディング ページでサイトを離脱したユーザーの訪問)の割合です。

MEMO

直帰率の活用は入口数との関係から有効な課題を導き出す方法があります。
詳しくは「直帰率と入口数を活用した分析」でご紹介しています。

 

新規セッション率

新規訪問の割合です。

MEMO

新規の来訪者ということになります。仮に既存ユーザーだとしても、PCからスマートフォンなど他のデバイスからアクセスしても、新規セッションとしてカウントされます。
SEOやその他の広報活動などで集客活動をしている場合、新規セッション率が高くなることが一つの評価の基準と考えられます。

 

ランディングページ(入口ページ)

ユーザーが当該サイトにアクセスする際、最初に表示されたページです。

MEMO

この数値が高い場合、集客力が高いと考えられます。どのようなキーワードで訪れているかを調査することで訪問理由などがわかり、集客力を高めるさらなる施策を検討をすることができます。

直帰率との関わり合いも重要なポイントですので、「直帰率と入口数を活用した分析」も参考にしてください。

 

離脱ページ

離脱ページとは、当該サイト内でユーザーが最後に閲覧したページのことです。

MEMO

離脱ページを判定する場合、ゴールページ(運営側が最後に訪れてほしいページ)であることが理想と考えます。
ゴールページ以外のページが離脱が多い場合、誘導力を改善する解析をすることで改善方法が見つかるはずです。

 

コンバージョン

当該サイトでの成果を言います。サイトによって、求めるコンバージョン(成果)はサイトの求める目的によって異なります。

MEMO

大学Webサイトの場合、資料請求数をコンバージョンとすることが多くあります。ただ資料請求が大学広報の目的は出願数ですので、最終目標に対してWebサイトに求める使命として、オープンキャンパスへの集客に注力している大学も多くあります。

まとめ

解析サービスの充実で様々な解析結果を見ることができるようになりました。

解析の目的はWebの成長にありますので、Webサイトのミッションを念頭に様々な発想でWebサイト改善の有効な解析を模索しましょう。

 - ログ解析