ログ解析してみよう!
ホームページ作成より大切なのはログ解析
実績としては大学や専門学校等のWEBを手がける機会が多く、これらWEBサイトは入試広報に多くのミッションを持たせ、企業とは違う視野と視点の分析が必要になります。
ここでは私の経験をもとにWEBサイトの解析に重要なテーマである「集客」「誘導」についてお話ししたいと思います。
そもそもログ解析とは何か….
そもそもログ解析とは、今あなたのWEBサイトに見に来ているユーザーの”足あと”を色々な切り口で数字を導き出して、その動きを把握しながら、WEBサイトの良いところ、悪いところを検証することです。
ログ解析とは、あなたのWEBサイトのマーティング調査ということになります。
解析のポイントは?
WEBサイトの改善に繋げるために大切な解析ポイントは
- 集客力
外部のサイト(検索エンジンなど)から多くのユーザーを呼び込む こと
- どんなキーワードで訪れているか
- 来訪キーワードはGoogleで何位に表示されているか。
- 検索サイトからどのページに訪れているか。
- 外部サイトからのリンクは効果があったか。
- SNSなど活用は効果があったか。
- 誘導力
来訪したユーザーにサイト内を回遊させ、ゴールページ(運営側が成果とするページ)に導くこと
- あなたが見て欲しいページ(ゴールページ)に誘導できているか
- トップページからどのページに誘導しているか
- ゴールページに訪れた人は、他のどのページをみているか
など、2つのテーマに対して、様々な切り口で検証していくことが解析のポイントです。
ログ解析に必要な道具は
1.ホームページ上に準備するもの
ログ解析を始めるには、まずログを解析ソフトに取得させなければなりません。
現在多くのWEBサイトで活用されているツールとして、Googleアナリティクスというサービスがあり、このブログでもgooleアナリティクスを活用した方法をご紹介していきます。
2.解析ツールについて
1.GoogleAnlytics |
WEBサイトにアクセスしたログを様々な解析方法で表示してくれるサービスです。
1 アカウントにつき 1 ヶ月あたり 1000 万ヒットを上限として、無料で提供されますので、ほとんどのWEBサイトは無料で利用することができます。 |
2.GoogleWebマスターツール |
Gooleが提供する無料のサービスです。
検索エンジンにペナルティを受けているなどの問題点やHTMLタグの状況、Google検索結果上でのクリック状況、URLエラーなどGoogleアナリティクスだけでは分からないWEBサイトの状態を確認することが出来ます |
3.ランキングチェッカー |
登録も費用も必要ないサービスです。 Google。Yahoo、Bingで任意のキーワードで自分のサイトの表示順を一覧してくれます。 改善ツールではありませんが、目的のキーワードに対する現状を理解するときに活用します。 |
GoogleAnalytics導入までの流れ
Googleアカウントの登録
Googleアカウントを登録していない人は、こちらから登録してください。
GoogleAnalytics申込
- GoogleAnalyticsでログインし、申込ボタンを押す
- 「アナリティクス設定」に遷移し、「新しいアカウントを作成」をクリックします。
- 必要事項を記入し、トラッキングコードを取得します。
GoogleAnalytics導入
取得したトラッキングコードを解析対象としたいページすべてに埋め込みます。
それではトラッキングコードを記述してみます。設置する場所は</head>よりも前の部分です。
記述例
//
上記ソースを参考に各HTMLに埋め込んでください。
これで準備は完了です。
ログデータはすぐに取得されるようですが、ログ解析できるデータが蓄積されるまでは1ヶ月程度は必要でしょう。
導入作業
WordPressやMomovableTypeなどのCMSの場合
共通のヘッダーテンプレートに埋め込む
1ページ毎に埋め込む場合
各ページのヘッダー部分に埋め込む
共通の外部ファイル(JAVAスクリプト)を活用している場合は、外部ファイルにタグを埋め込むことで、すべてのページに反映することが可能です。
最後に
これでログ取得の準備が完了です。
遅くとも翌日から取得が開始されますので、毎日観察してみましょう。